自分はこんな理由でお金を無駄にしないと思って生きている人も多いかと思います。

私も実際にお金を失うまではそう思っていました。

ですが、長い人生を生きていると思わぬ形でお金を失う事もあると実感しました。

では、実際に私はどのような理由でお金を失ったかというと私はある日突然やって来たセールマンの男の口車にまんまと乗せらててしまってあるものを大金を出して購入しました。

それが不幸の始まりでした。

今思えばどうしてそんな物をいかにも怪しいセールスマンから購入しようと思ったのかと自分でもかなり不思議です。

それぐらいかにも怪しいセールスマンだったにもかかわらず私が買ってしまったのは私があることで少し悩みを抱えていたというのがあったからでした。

その悩みというのは、当時、自宅兼店舗で小売業をやっていた私は店舗の電気代が毎月かなり高額になっていてそれが悩みでした。

もっと前は店の売り上げももっとあって電気代が多少高くなっても気にならなかったのですが、そのセールスマンがやって来たのがちょうど店の売上が下がってきている時期で電気代をなんとかしたいと思っていた時でした。

そんな風に考えていた時にそのセールスマンが私に売り込んできたのが毎月の電気代が安くなるというものでした。

ただ、最初はそんな上手い話はないと思ってすぐに購入するということはありませんでした。

ですが、私が電気代を気にしている事を知ったそのセールスマンはその後もしつこくやって来ました。

それはやはり私ならしつこく売り込んでいけば買ってくれると思ったからだと思います。

そのセールスマンが私に売り込みたいと思っていたのは電気を使ってもそれまで払っていた電気代よりも安くできるという機械でした。

もっと冷静な判断力があればそんな事があるわけないのは分かるのにその話にまんまと乗ってしまう事になりました。

おそらくそれも1回だけ我が家に来てセールスをしても購入までには至ってなかったと思います。

ですが、そのセールマンは私が少しでもその機械に興味を示したせいでその後も何回もやって来てはプレゼンしてきました。

私も最初のうちはその機械が高額だったこともあって購入する事もありませんでした。

ですが、しつこく家にやって来て私が心配している事に対して安心させようと色々言ってくるうちに徐々にその機械を買っても良いと思うようになっていました。

これはある種の催眠術に近かったのかもしれないです。

最初は確かに電気代が高額になっていて困っていたというのはあってもそれですぐにその機械を購入しようとは思いませんでした。

ですが、しつこくそのセールスマンの話を聞いているうちにいつの間にかその機械を買っても良いと思うようになっていました。

その頃になるともうその機械を購入する事を全く躊躇しなくなっていました。

こうなってしまってはもう完全にそのセールスマンの虜でした。

最初の頃とは違ってもう全くその機械を疑う事もなくなっていました。

そのせいで私は大金を失う事になってしまいました。

このわけのわからない機械に私は100万円近く出して失ってしまいました。

これでお金を失う事になったのですが、もしもっと早くにこれが詐欺である事に気づいていたらすぐに払ったお金を取り戻す事ができたかもしれなかったのですが、もうそんな事を考えることはできなくなっていました。

もうこの頃にはその機械で電気代が安くなってなくても機械が悪いのではなくこちらがそれ以上に電気を使っているという風に思い込むぐらいにまでなっていました。

それぐらい、完全にセールスマンの言うことを信じ切っていました。

どう考えても詐欺であるのは明白なのに自分がそんな詐欺の被害に遭って100万円近く失ってしまったという事実を受け入れることができませんでした。

ですが、ここの底ではなんとなくそれに気づいていて家族にも何も言わないでいました。

それを話せば私が詐欺の被害に遭ったことが分かってしまうのが怖かったからです。

そのせいですぐに詐欺だと気づける機会も私は失っていました。

もし、すぐにこの機械がおかしい事を家族に話していたら全額お金をすぐに取り戻せていた可能性もあったと思います。

ですが、実際はそうしないで全く効果がない機械の事を考えないようにしていました。

そうして自分が大金を失ったという現実から目をそらしたいと思っていたのだと思います。

そのせいで結局家族がこの事に気づくまでかなり時間がかかりました。

もう、その頃にはそのセールスマンはいなくなっていて泣き寝入りをしないといけない状態でした。

今思うとどうしてこんなしょうもない話に乗って大金を出して買ってしまったのかと思うのですが、その時は完全にそのセールスマンの話を信じていました。

そういう事にならなければこんな詐欺の被害に遭う事もなかったと思うので本当に残念でした。

ですが、結局こうなったのは電気代をなんとかしたいと思っていた私の心の弱さのせいだと思います。